白骨温泉小梨の湯 笹屋

白骨温泉といえば中里介山の名作「大菩薩峠」に登場する名湯である。昔は湯治場で売れ、今は上高地、乗鞍、穂高、高山への拠点として利用客の多い温泉である。
そんな白骨の中で「うちは個人客しか…」と、かたくなに純和風の10室しか客をとらぬのが笹屋旅館である。3000坪の白樺林の中に静まる木造二階建ては少しぜいたくな話だが、これ以上の客室は目が届かぬという。それで、この宿の客扱いのすべてを想像して頂こう。
浴舎は情緒豊かな渡り廊下を歩いた別棟に、山の湯らしい木の香溢れる大浴槽があった。標高1500㍍の高原、白樺のこずえから流れる小鳥のさえずりを耳に、心静かにひたる温泉らしい硫化水素の湯。これにまさるぜいたくはなかろうと感心して湯から上ると、いろり端に奥さん肝いりのあかぬけのした山菜料理が並んでいた。
笹屋を起点として二泊で、マイカーの方なら、上高地、西穂高ロープウェイ、乗鞍山頂一周は、如何だろうか…。

基本情報

都道府県
長野
温泉名
白骨温泉
施設名
小梨の湯 笹屋
住所
〒390-1515 長野県松本市安曇白骨温泉
電話
0263-93-2132
営業期間
通年営業

アクセス

車でのアクセス
長野自動車道松本ICから国道158号線を上高地方面へ60分
電車でのアクセス
松本電鉄新島々駅下車、バスで60分。泡の湯前下車徒歩3分
交通情報備考
白骨温泉行バスは新島々駅14:10発1本のみ

予約について

ご予約は秘湯Webより