檜枝岐温泉かぎや旅館
昭和45年くらい迄は村の入口付近の耕地のあちこちに小さな出作り小屋が建っていた。
本村の人たちが、6㌔の往復の時間を惜しんで、その小屋に泊って農作業をしたのである。
そば、粟、ヒエが常食だったという。
そのそばの伝統が今も生きているのが檜枝岐の裁ちそばである。
そばが作れないと嫁に行けないと昔からいわれている程で、ここの祖母や母からそばの打ちかたを学んだというのが「かぎや」の女将さん。
なるほどそば粉100パーセントの手打ちそばの味は檜枝岐独特のもの。
そば粉ともち米で作ったはっとうも珍しくておいしい。
そばのてんぷら(要予約)に至ってはまさに絶品の、かぎやの風味といいたいほどここの女将は料理が上手だ。
かぎやは廊下に板を張った昔の造りで、温泉も木の湯ぶねである。
浅草から直通の快速で会津高原尾瀬口駅へ―。
駅前から檜枝岐行のバスに乗れば、檜枝岐へは東京から4時間足らず。
平成19年8月には尾瀬国立公園が誕生した。
尾瀬探勝や燧ヶ岳、会津駒ヶ岳の登山、帝釈山、田代山散策の基地として利用したい宿である。
基本情報
- 都道府県
- 福島
- 温泉名
- 檜枝岐温泉
- 施設名
- かぎや旅館
- 住所
- 〒967-0521 福島県南会津郡檜枝岐村字居平679
- 電話
- 0241-75-2014
- 営業期間
- 通年営業
アクセス
- 車でのアクセス
- 東北自動車道西那須野塩原ICから国道400号、352号線経由で約2時間。
- 電車でのアクセス
- 野岩鉄道・会津鉄道会津高原尾瀬口駅下車、尾瀬・檜枝岐行きバス檜枝岐中央下車。
- 交通情報備考
- 国道352号線の福島県〜新潟県方面、および木賊温泉からの大規模林道小繋ラインは冬季期間は閉鎖となりますので、交通情報をお確かめの上お越し下さい。