青根温泉湯元不忘閣
不忘閣は21代続いている歴史の古い温泉宿である。先祖は、慶長年間、伊達公から「湯別当」の高禄をもらい、代々藩主の保養所守りの役と、関守りを兼ねていたらしい。ここには、伊達公ゆかりの遺品が三つの蔵にいっぱいしまってある。御殿の間で見る文化財は虫ぼしをかねた一部分であるとか……。
代々の習わしで21代目仁右衛門を襲名する佐藤さんは、「観光俗化の嵐にもめげず、古い宿を守り続けてきた先代達の苦労を無にしたくない。 古い木造建築を維持するのは大変だが、私の代で絶やすわけにはいかない」という。現在の青根御殿は、昭和7年に昔のままに再現されたもので、時代の風格を今にとどめている。
石風呂は、400年の歴史を語る石組のまま。30人の人夫が2年かかって作った話は、耳がタコになるほど聞かされたという。作家の山本周五郎も、この湯に入り、青根御殿の一室から眺める裏庭のモミの巨木に、何かヒン卜を得たのではあるまいか。ここで「樅の木は残った」の一部を執筆している。不忘閣は歴史を語りかける秘湯である。
基本情報
- 都道府県
- 宮城
- 温泉名
- 青根温泉
- 施設名
- 湯元不忘閣
- 住所
- 〒989-0908 宮城県柴田郡川崎町青根温泉1-1
- 電話
- 0224-87-2011
- 営業期間
- 通年営業
アクセス
- 車でのアクセス
- 東京→東北道白石ICから40分
青森・仙台→東北道→山形道宮城川崎ICから15分 - 電車でのアクセス
- 東北新幹線 白石蔵王駅 ミヤコーパス遠刈田温泉行 アクティブリゾーツ宮城蔵王バス停下車
送迎あり無料 所要時間15分(要予約) - 交通情報備考
- ・東北復興支援 JR東日本テレビCM 行くぜ、東北。の舞台となりました。
・EV充電スタンド設置いたしました。200V普通充電器タイプ。
・日本語以外の対応は出来ませんのでご了承下さいませ。
・貸切半露天風呂 「亥之輔の湯」開湯いたしました。
・当館では、お泊まりいただくお客様に鮮度のいい温泉をお楽しみいただくため、日帰り入浴は受けたまわっておりません。
申し訳ございません。