松川温泉峡雲荘

松川は、日本で最初の地熱発電所が設けられたほど温泉に恵まれた土地である。赤川の清流沿いにある峡雲荘も、70度の硫化水素泉が豊富な温泉である。館内の暖房は、その温泉の蒸気を引張っているというからうらやましい限り。ただ温度が一定なので、調節はバルブを切ったり、つけたりして加減しているとか。
経営者の高橋俊彦さん夫妻は、秘湯の経営にはうってつけなほど商売熱心で、掃除や料理にはとくにうるさい。高橋さんは八幡平の元自然保護委員をしていたので、植物には造詣が深く、山菜料理にもくわしい。従って食膳にのる山菜も新鮮で、調理師の親父さんが毎日辺りの山や野をかけめぐって摘んでいるとか。
ブナとカラマツに囲まれた渓流の環境は、ほんとうに静かである。それが乗用車なら盛岡から1時間そこそこと言うのだから客も多い訳である。
八幡平の秘湯めぐりをされる方は松川と秋田側に最低三泊くらいして欲しいものである。

基本情報

都道府県
岩手
温泉名
松川温泉
施設名
峡雲荘
住所
〒028-7302 岩手県八幡平市松尾寄木松川温泉
電話
0195-78-2256
営業期間
通年営業

アクセス

車でのアクセス
東北自動車道松尾八幡平ICから約25分。
電車でのアクセス
JR東北本線盛岡駅から松川温泉行きバスで約110分。
交通情報備考
盛岡駅からバスご利用の場合、本数が少ないので時刻をご確認下さい。

予約について

ご予約は秘湯Webより