泥湯温泉奥山旅館
泥湯の集落に一歩足を踏み入れると、昭和の初期に引き戻されたような家並が展開する。時代劇に出てくるような旅籠風の二階建ての旅館。旅館の持つ湯小屋があちこちに建っている。助さん、格さんが飛び出してきても不思議でないほどのたたずまいである。これだけ近代化の進んだ時代に、よくこんな場所が残っていたなぁーと感心させられる。
湯は実に豊富で、湯煙りをあげる湯小屋は、川原の湯、天狗の湯、岩の湯などと名前が付けられ、それぞれ泉質が異なっているようだ。浴衣姿で湯のはしごをしている湯治客の姿がのどかである。
宿は三軒あるが、泊った奥山旅館も民宿と云った方がわかりやすいほどの施設である。しかし、家族総ぐるみで親類のように客に応対してくれるのがうれしい。
硫黄山の地獄、温泉の流れる大湯滝、木地山こけしの里などが近くにあるので、これらと組み合わせた泥湯の旅は、奥東北の秘境さがしのようなコースである。
基本情報
- 都道府県
- 秋田
- 温泉名
- 泥湯温泉
- 施設名
- 奥山旅館
- 住所
- 〒019-0404 秋田県湯沢市高松字泥湯沢25
- 電話
- 0183-79-3021
- 営業期間
- 通年営業
アクセス
- 車でのアクセス
- 横手湯沢自動車道、須川ICから県道51号経由約30分
- 電車でのアクセス
- JR奥羽本線湯沢駅下車、横堀駅行定期バス須川停留所下車、泥湯温泉行乗り合いタクシー(要予約)