強首温泉樅峰苑

これが宿屋の建物… 訪ねた都会人がびっくりするのが強首温泉である。それもそのはず、この付近450町歩の大地主だった小山田家の本宅で、唐破風の玄関がその歴史を伝えている。代々村長や県議を勤めた名門である。15代目の奥さんが主人を亡くし、子供を育てる為に昭和41年に宿屋に転身したという。
建物は大正6年に完成したもので、国の登録有形文化財に指定されている。鹿鳴館風の階段室や、16.3㍍を1枚の天然秋田杉で通した廊下など見所が多い。
建物が建物だけに、旅館に泊まったのとはいささか気分が異なって、田舎の本家に泊めてもらったような感じである。そんなつもりで見るせいか、料理そのものもふるさとの味にぴったり。とくに雄物川で獲れる川蟹(モクズガニ)の料理など、当地方の特産品が食膳を飾るのもうれしい。
敷地内にある資料館には小山田家の遺産が展示されている。かっての豪農の生活をしのぶ貴重な資料である。家紋入りの人力車や江戸時代のうるし塗りの長持などが小山田家の格式を物語っている。

基本情報

都道府県
秋田
温泉名
強首温泉
施設名
樅峰苑
住所
〒019-2335 秋田県大仙市強首字強首268
電話
0187-77-2116
営業期間
通年営業

アクセス

車でのアクセス
秋田空港から約16分。秋田自動車道西仙北ICから約7分。
電車でのアクセス
JR奥羽本線峰吉川駅下車、送迎車で約6分。14:30以降送迎あり(宿泊日前日まで要予約)。
交通情報備考
宿泊の場合は秋田空港まで送迎あり。(宿泊日前日まで要予約。1人様あたり別途1,000円頂戴致します)
最寄駅「峰吉川駅」まで無料送迎あり(宿泊日前日まで要予約)。
※14:30以降からの送迎。

予約について

ご予約は秘湯Webより