小浜温泉旅館 國崎
有明海に大きく突き出した島原半島で、長崎から雲仙への玄関口にあたり、橘湾に沿って細長く旅館が連なっているのが小浜温泉である。
たくさんの源泉があり、高温の温泉が毎日1万5000㌧も湧出しているという。
「旅館國崎」は裏通りにあり、周囲の町並みの中でもひときわ個性を放っており、古都の路地に見かける旧家のようなたたずまいを見せている。
客室は9室とこぢんまりした宿で、海辺の温泉街ならではの料理を楽しむことができる。
そのサービスはスマートで、快適なものである。
館内にさりげなく置かれたさまざまな民芸品も、建物の雰囲気に調和している。
温泉は男女別の内湯に、貸切になる家族風呂(石、ひのき、露天)と計五箇所。
高温泉を熱交換した源泉かけ流しの湯があふれ、実に贅沢である。
ここ小浜は落日の名所としても知られる。
斉藤茂吉が長崎医専の教授だった頃、度々来遊し、その時に詠んだ歌の歌碑が夕日の広場公園に建てられている。
「ここに来て落日をみるを常とせり 海の落日もわすれざるべし」茂吉
基本情報
- 都道府県
- 長崎
- 温泉名
- 小浜温泉
- 施設名
- 旅館 國崎
- 住所
- 〒854-0513 長崎県雲仙市小浜町南本町10-8
- 電話
- 0957-74-3500
- 営業期間
- 通年営業
アクセス
- 車でのアクセス
- 長崎自動車道諫早ICから国道57号線経由約50分。
- 電車でのアクセス
- JR長崎本線諫早駅下車、口之津行きバスで50分、公立小浜病院下車、徒歩3分。長崎空港より諫早乗り換え口之津行きバス90分。