湯泉地温泉やど湯の里

近畿地方の数少ない秘湯の中の秘湯が「湯泉地」である。
近畿の屋根といわれる大台ヶ原山系に囲まれた十津川村は奈良県の五分の一の面積という。
山また山の陸の孤島の感が深い。
十津川沿いに五新国道が開通したとは言っても、新宮から70㌔、五条から70㌔の山あいである。
それだけに秘境の感が深く、渓流と山の大自然の中の一浴は、人間らしさの取り戻せる爽快さであった。
温泉の歴史はそうとう古く、室町時代からの湯治場だったという。
こんこんとわく60度のアルカリ泉は糖尿病によいと聞く。視界をさえぎる建物もない。
昔の人はこんな山の中へどうして歩いてきたのだろう、と思うほどの幽邃さが味わえるのがうれしい。
宿の人たちも素朴そのもので、奈良県とはいっても、熊野路に近い。
料理はアメノウオ、沢ガニ、鮎の刺身、ボタン鍋、鹿さしなど珍しいものが多い。
このままそっとしておきたい山の湯である。

基本情報

都道府県
奈良
温泉名
湯泉地温泉
施設名
やど湯の里
住所
〒637-1332 奈良県吉野郡十津川村武蔵846
電話
0746-63-0020
営業期間
通年営業

アクセス

車でのアクセス
奈良県五条市から国道168号線経由約70㌔、1時間50分。
電車でのアクセス
近鉄大和八木駅からJR五条駅経由新宮行きバス約4時間、十津川村役場下車。JR紀勢本線新宮駅下車、大和八木駅行きバス約2時間30分十津川村役場下車。送迎あり(要連絡)。
交通情報備考
送迎は役場前からいたします。事前に旅館へご連絡ください。

予約について

ご予約は秘湯Webより