赤石温泉赤石温泉
玄関先に水車の回る温泉宿は、昭和初期の建物で、如何にも湯治場的なふん囲気である。温泉は赤さび色の鉄鉱泉である。
料理も主人夫婦が、山菜をとり、それを調理するといったあんばいで、きさくな家族的なつき合いが受けているようである。
アルプス前衛の櫛形山の西麓の高台にある緑一色に包まれた一軒宿の環境は、心の静養に最適の場所である。
宿が裏庭のように大切に秘めているのが戸川渓谷である。
旅館の右側の軒先をかすめるように歩いていくと、戸川にかけられた鉄の遊歩道が続く。
谷は深いV字型の渓谷で、ちょっとこわいような神秘さである。
10分ほど渓流沿いに歩くと二段の滝が落ちていた。妙蓮の滝である。
なるほど秘境、秘湯の温泉だなあーと感心するほどの処女地である。
マイカーなら中央道を利用すれば簡単だが、列車、路線バスの場合は途中迄なので、旅館とよく打合わせをして訪ねて欲しい。
基本情報
- 都道府県
- 山梨
- 温泉名
- 赤石温泉
- 施設名
- 赤石温泉
- 住所
- 〒400-0514 山梨県南巨摩郡富士川町平林3243
- 電話
- 0556-22-5188
- 営業期間
- 期間営業
アクセス
- 車でのアクセス
- 中央自動車道甲府南ICから、国道140号線、増穂から平林方面へ約40分。
- 電車でのアクセス
- JR身延線市川大門駅下車、タクシー約30分。
- 交通情報備考
- 増穂町役場より車で20分、櫛形山方面へ。