下仁田温泉清流荘
清流荘は、下仁田の市街地から鏑川を渡って、支流の栗山川に沿った凹地、7000坪の中に、静かなたたずまいがあった。緑の山肌の中に建つ木造の離家ふうの建物は如何にも落ち着いた山の宿である。
各部屋にも、そうした主人の清水幸雄さんの気配りの素朴さが生きていた。上州人というのは、余りきれいに作ることが性に合わぬらしく、どこかぬけているように思わせる朴とつさが特長なのであろうか…。宿の環境は、どこにもふんだんに水を取り入れて、池や流れを作り、如何にも自然の里といった感じである。
内風呂も古代檜の湯ぶねで、渓流の音を聞きながらの一浴は何とも言えない安らぎがあった。
庭の隅の巨岩をくぐって入ると竹やぶの中に露天風呂があった。この宿は、何一つとってみても観光温泉らしからぬ型やぶりの発想が面白い。料理にもそんな田舎の味が生かされている。マイカー旅行なら上信越道で練馬から2時間足らずで行ける一番近い温泉である。
基本情報
- 都道府県
- 群馬
- 温泉名
- 下仁田温泉
- 施設名
- 清流荘
- 住所
- 〒370-2604 群馬県甘楽郡下仁田町吉崎769
- 電話
- 0274-82-3077
- 営業期間
- 通年営業
アクセス
- 車でのアクセス
- 上信越自動車道下仁田ICから15分。
- 電車でのアクセス
- 上信電鉄下仁田駅下車、タクシー5分。