奥塩原新湯温泉渓雲閣
                  奥塩原そのものが秘湯的な存在の温泉場である。温泉場のバックに見える斜面は、昔硫黄を採取した鉱山の跡である。言うまでもなくここの温泉は昔で言う硫黄泉である。如何にも効き目のあるような湯の味は、なるほど天然の温泉だといいたいほどの温泉らしいお湯である。
最近整備された裏庭の散歩道を歩いてゆくと人気の共同湯「むじなの湯」「寺の湯」と、にごり湯めぐりが楽しめる。
他の宿の、湯治客相手のような造りと比べて、渓雲閣はじつにこざっぱりした純日本調の作りである。下のごちゃごちゃした古町かいわいと比較すると、ここに宿を選んだ人は通人なんだなあーと、思うほど都会人に喜ばれている宿である。それに料理や接遇も、山の宿らしくて、上品なのがうれしい。
この新湯を走る日塩もみじラインは、日光・鬼怒川方面へのドライブコースで、歴史ある紅葉の名所である。又、硫黄山から大沼公園への自然研究路は、原生林を探勝しながらの手軽な登山コースとなっている。                  
基本情報
- 都道府県
 - 栃木
 - 温泉名
 - 奥塩原新湯温泉
 - 施設名
 - 渓雲閣
 - 住所
 - 〒329-2922 栃木県那須塩原市湯本塩原37
 - 電話
 - 0287-32-2361
 - 営業期間
 - 通年営業
 
アクセス
- 車でのアクセス
 - 東北自動車道西那須野塩原ICより40分。
 - 電車でのアクセス
 - JR東北新幹線那須塩原駅下車、塩原温泉行きバスで塩原バスターミナル下車、タクシー10分。送迎あり(要相談)。
 - 交通情報備考
 - 塩原温泉バスターミナルから定時送迎あり(前日までに要予約)。